以前、「婚活パーティーに行ったら異性が3人しか来なかった話」を書きました。
今回は反対に、大人数×1対1の婚活パーティーに参加した時の様子を紹介します!
まずは私がこのパーティーに参加して学んだ、「大人数×1対1の婚活パーティーで成果を出すためのコツ」紹介します!
~大人数×1対1のパーティーで成果を出すためのコツ~
- 早めに会場入りして、プロフィールカードを充実させる。
- 良いなと思った人の番号を確実に記録する。
- 自分の番号を覚えてもらえるように、良いなと思った人にはしっかりアピールする。
さて、「上記のことをまったく理解していない」と、どうなってしまうのか…
少し遡って、婚活パーティーに行く決心をするところから、実際の様子をご覧ください。
あ、結婚したい。
「ひま。」
私は、初めての転勤をした。
転勤前後は、それはもう忙しかった。
転勤前は送別会や送別旅行で連日のイベント祭り。そして転出の手続きや、引っ越し準備。
転勤後は荷解きにはじまり、転入の手続き、新しい職場への挨拶。
転勤後の2週間は激動の日々で、それはもうストレスフルな生活だった。
それらが一通り落ち着いたときのことだった。
「ひま。」
転勤する前は、週末には何かしらのお誘いがあった。
今や、誰からの誘いもない。
何もなければ、友達に連絡して遊びに行ったりしていた。
今や、誰も誘う相手がいない。
このままひとりで干からびていく…
そんな未来が脳裏をよぎった。
そして、唐突に思った。
「あ、結婚したい。」
私は、自分が案外寂しがり屋であることを知った。
こうして、婚活パーティーへの参加を決心したのだった。
ぼっちなら1対1のパーティー1択
婚活パーティーについて調べる。
すると、主催する企業もたくさんあり、様々なスタイルのイベントがある事がわかった。
ざっくりまとめると、「1対1のお見合い形式」「2対2等のグループトーク」「自由に会話するフリートーク」があることが分かった。(この他にも特徴的なパーティーがあったりする。)
~婚活パーティーのスタイル~
・ お見合い形式
参加者全員が順番に会話するスタイル。一人と話す時間は短いが、全員と会話することができる。半個室になっている場合も多く、同性の知り合いに見られるリスクが低い。
・ グループトーク
居酒屋などで2対2や4対4で順番に会話するスタイル。お見合い形式に比べると会話できる時間が長く、飲み会感覚。婚活というよりは街コン。友達と参加すると楽しそう。
・ フリートーク
広い会場で自由に会話するスタイル。一度話始めると長く会話できるが、お目当ての人と会話できない可能性も。コミュ力が高い人に有利。あと、スパッと会話を切り上げるテクニックも必要。(上級者向け)
「グループトーク」は、ぼっちには厳しそうだ。
「フリートーク」は、良いなと思った人と話せないかもしれない。
「これは…お見合い形式1択。」
こうして、私は1対1のパーティーに参加することに決めた。
会場に入る。
私が参加したパーティーは、14時に開始。
時間ぴったりに会場に到着。
少し暗めの照明、落ち着いた音楽。綺麗でおしゃれなフロアに、某有名婚活サービスの看板。
まさに、「ザ・婚活」といった雰囲気。
なんだか急に緊張してきた。
とりあえず受付を済ませる。
ここで、番号札とプロフィールカード、ボールペンを渡された。
番号札
パーティー参加者それぞれに割り振られた番号。後半でのアプローチやカップル成立の為にも使われる。この番号を覚える&覚えてもらうことが、カップル成立の最重要ポイント
プロフィールカード
参加者の自己紹介を記入するカード。ニックネーム、年齢、職業等、参加するパーティーによって様々な内容がある。限られた時間でお相手にアピールする為に超重要。
自分の番号の席を見つけた。
3人掛け位の木製ベンチとテーブル。前後は立っていても頭より高い壁がある。また、ベンチの両サイドにも壁がついており、椅子に座ると他の席からは顔が見えないようになっていた。これで、同性参加者に見られる心配がない。
圧迫感はないが、プライベート感がある。絶妙な設計…すごい。
席の反対側には既に人がいるようだが、間にレース地のカーテンが引かれており、顔が見えなくなっている。
とりあえず自分の席に座り、プロフィールカードの記入を始めた。
婚活パーティースタート!
プロフィールカードを悩みながら書いていると、
この度は~~~ご参加いただき、誠にありがとうございます。
あ、始まっちゃった。。
プロフィールカードにはまだ空欄がある。
焦りながら書き込んでいく。
1回目のトークタイムはお一人様2分です。
2分って短い…?
どうやら、一人あたりのトークタイムは2分。
残り30秒になると「チーン!🔔」とベルが鳴り、2分になると「チーン!チーン!🔔」と2回鳴るそうだ。
2分経過したら男性は次の席へ移動。こうして全員が1対1で会話をすることができる。
この時は、まだ分かっていなかった。
一人2分の現実を。
トークタイム1回目
それでは、トークタイムスタートです!
私の婚活が、今始まった!
プロフィールカードは書き終わっていないが、もう時間はない。
「初めまして~」
「初めまして~」
「○○がお好きなんですね~…」
「そうなんです~××で~…」
「チーン!🔔」
えっ!?
「チーン!チーン!🔔」
はい、次の方。
「初めまして~」
「初めまして~」
「チーン!🔔」
えっ!?
「チーン!チーン!🔔」
いや、ほんとにこんな感じ。
2分、とんでもなく短い。
そして、これが延々と続くのだ。
初対面の人と話すのって疲れません?
それをこの短時間で、10人以上。(たぶん15人くらい。)
後半になるとお互いに疲労困憊で、
「…いや~、疲れましたね…」
とだけ話した人も居た。
嵐のようなトークタイムが終了した。
良いなと思った人はいるけれど、顔と雰囲気くらいしか残ってない。
第1印象カードの記入
それでは、第1印象カードを記入して下さい。
第1印象カード…?
手元のプロフィールカードを見ると、右側が切り取れるようになっている。
上側が第1印象カード、下側がペアリングカードらしい。
第1印象カード
1回目のトークタイムで良いなと思った異性に対して、「私、あなたのことが気になっています」と伝えることができる。この後で2回目のトークタイムがあるため、ここでのアピールがカップル成立の為に重要となる。イベント毎に異なるが、複数名の番号を書くことができる。
ペアリングカード
すべてのトークが終了した後に、自分がカップルになりたいと思う相手の番号を記入する。命運はこのカード1枚に託される。
なるほど。3人まで番号を書けるのか。
番号…覚えてない(´゚д゚`)
完全にやらかした。
どれだけ考えても、全然思い出せない。
書きたくても、書けない…!!
そうこうしているうちに、スタッフさんがカード回収に来てしまった。
勘で番号を記入し、渡す。
ああ、なんと勿体ないことを…(;´Д`)
後悔が押し寄せる。
参加者がたくさんいるからか、ひと時の待ち時間となる。
そして、自分の所に第1印象カードが戻ってきた。
3人ほど自分に好印象を持ってくれているらしい。
嗚呼…全然誰か分からない(*´▽`*)
自分の気になった人すら覚えていないのに、覚えている訳なんてないよね!
トークタイム2回目
2回目のトークタイム、スタートです。時間は30秒です。
30秒!?
ほんとに挨拶で終わってしまう僅かな時間。
目まぐるしく席替えが進んで行く。
私が良いなと思った人は…番号を間違っていた。
好印象を持ってくれた方は、正直タイプではなかった。
謎の喪失感を感じながら、2回目のトークタイム終了。
帰りたい。
ペアリングカード記入
ペアリングカードの記入をお願いします。
疲労困憊で、カードに番号を記入する。
微かな希望を込めて、気になったふたりの番号を記入。3人目は…私に好印象を持ってくれた方の番号を書いた。
スタッフさんにカードを提出し、思考停止。
疲れた。帰ってアイス食べたいな。。
自分でもビックリするくらい疲労していて、目を開けて失神していたような気がする。
カップル発表
それでは、カップルを発表します!
微かな願いを込めて、祈る。
…
……
………
私の番号は、呼ばれなかった。。
まさか、好印象を持ってくれた方ともカップリングしないとは…
罰が当たったような気がした。
タイプじゃないとか思って、ごめんなさい。。
パーティー終了
退場のアナウンスで、会場を出る。
と、出口でスタッフさんに呼び止められた。
何事かと思ったら
この後15時半から次のパーティーがあります。よかったら参加されませんか?
…帰ります。
カップリングしなかった人はこうして営業かけられるのか。
そんな体力は一切残っていない。
パーティーハシゴするような体力お化けいるのかな…?
そそくさと建物から離れた。。
こうして、私の婚活デビュー戦は、苦い思い出となった。
すぐに電車に乗る元気も出ず、カフェで1時間ほど休憩してから帰るのだった…。
パーティーを振り返って
この時は、本当に大失敗の婚活パーティーでした。
何も考えずに参加すると、せっかくのパーティーなのにいたずらに消耗して終わってしまう、なんてことになるかもしれません。(恋愛強者は別)
冒頭に書いた~成果を出すためのコツ~を生かして、素敵なパートナーと出会いたいものです。
お付き合いいただきありがとうございました🍊
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